理事長メッセージ

一般社団法人秩父青年会議所

第60代理事長 増田 慎

はじめに

1949年「新日本の再建は我々青年の仕事である」という責任感と情熱に溢れる、志を同じくする青年達によって日本の青年会議所運動は始まりました。1963年にその志に共鳴した先輩方が私たちの故郷秩父の地に日本で238番目のLOMとして秩父青年会議所を立ち上げられました。

以来60年という永きにわたり、修練・奉仕・友情の三信条の下、明るい豊かな社会の実現に向け、時代に応じた様々な運動を展開してこられました。

これらの運動は地域の発展に大いに貢献し、地域を代表する青年団体としての確固たる地位の確立につながり、今日の我々があります。時代が変わろうとも色褪せない先達の功績は秩父青年会議所の誇るべき歴史といえます。その歴史を受け継ぎ、敬意と感謝の念を抱き次代へとつなぐことは今を生きる私たちにしかできない事なのです。地域から必要とされる団体として、確固たる信念と挑戦する勇気を携え、明るい未来を創造していくことこそが我々に与えられた使命であると考えます。

秩父青年会議所は2013年に公益法人格を取得して以来、公益社団法人秩父青年会議所として活動してまいりました。より効果的な運動を展開すべく本年度より一般社団法人格へ移行致します。地域になくてはならない団体として要求される高い公益性と透明性をこれからも維持し、闊達で時代に即した運動を展開していく所存です。


SDGs の推進

私たち人間の意志が未来を創る。これはどの時代であっても変わらない真理です。どのような未来を描き創って行くのか。その道標の一つになるのがSDGsの掲げる持続可能な社会という考えです。SDGsの掲げる17の開発目標を通して私たちの暮らすちちぶ地域を見渡してみると、取り組むべき課題を多く見つける事ができます。多種多様な課題に対し今を生きる我々がやるべき事は、それぞれに具体的な実行プランを掲げ、行動に移すことです。

今の時代に求められる明るい豊かな社会を目指し、引き続きSDGsを推進してまいります。


地域の未来を担う子ども達の為に

いつの時代においても子どもは地域の宝です。子どもが未来に夢を持つこと、子どもが健やかに育つ為の環境を整える事は、子どもの将来を明るいものにするとともに、地域が活性化する上で重要な要素となります。

しかしながら、昨今の現状に目を向けると、新型コロナウイルスの影響により、学校行事やイベントが中止を余儀なくされ、遊びに行く事すら制約を受けている状況にあり、様々な経験をする機会が消失してしまっております。

スマートフォンやタブレット等IT機器の普及により、学習やバーチャルな疑似体験は出来るものの、実際に目で見て、触って五感を通して体全体で感じ取るリアルな体験には代えがたいものです。多感な時期に於ける様々なリアルな体験は自然を慈しむ心や人間性を高めていく上で非常に大切です。子ども達には体験型事業を通して、これまで経験した事がない事に思い切ってチャレンジし、小さな成功体験を積み重ねる事で自信を持ち、自らの考えで積極的に行動し、未来に夢が持てるような事業を展開してまいります。


創立60周年を迎え

秩父青年会議所は創立以来「明るい豊かな社会」を実現するために「まちづくり事業」「青少年育成事業」を主軸にそれぞれの時代に即した様々な運動を展開してまいりました。

本年度創立60周年という節目の年を迎え、今を生きる我々は過去を振り返り、先輩諸兄姉の創り上げた歴史と伝統に深い敬意を表すととともに、我々の青年会議所運動を支えていただいた全ての皆様に感謝の意を伝えてまいります。

創立50周年の際に策定された「創立50周年近未来運動指針」を検証し、これからのちちぶ地域に必要とされる事を青年の目線から幅広く捉え、新たな運動指針を策定致します。

 また、行政・企業・諸団体の皆様と手を携え、この時代に求められる明るい豊かな社会の実現に一歩でも近づけられる事業を足音高く展開してまいります。


会員拡大について

JCI MISSION 

To provide development opportunities that empower young people to create positive change

(より良い変化をもたらす力を青年に与えるために能動的な活動ができる機会を提供する事)

 意識変革を遂げさせる能動的な機会を提供する事がJCの使命であり、会員拡大こそが最大の意識変革の機会と言えます。なぜなら会員拡大というのは、JCを語り、はじめはJCの事を全く知らなかった方の心を揺さぶり、我々の同志となってもらう活動に他ならないからです。JCを知らなかった方にその魅力を伝え、その結果JCという組織に関わってみようというかたちで入会候補者の意識を変革するのです。

JC運動を力強く発信して行くには一人の力で成し遂げられる事には限界があります。だからこそ多くの同志が必要不可欠です。LOM一丸となって志を遠慮なく発信し、仲間を見つけ、継続して巻き込んでいくことによって、当団体の推進力を生み出してまいります。

多くの会員で構成し、多様性を持った団体の中で、様々な価値観や考えに触れ、互いに切磋琢磨していく。個々が成長して行く事で仕事や家庭、そして地域の発展に必ず繋がっていきます。


結びに

Where there’s a will , there’s a way .

意志あるところに道あり

どんな困難な道でもそれをやり遂げるという強い意志を持てば、必ず道は拓ける。

 新型コロナウイルス感染症により我々は生活様式、企業の経済活動に至るまで、好むと好まざるとに関わらず変化を余儀なくされ、外出や移動に一定の制限がかかった状態が前提として社会全体が再設計されつつあるように思われます。新型コロナワクチンが社会全体に行き渡り、新型コロナウイルスが社会に与える影響が軽微となったとしても元通りの社会には戻らないのかも知れません。

 無いもの、出来ない事ばかりに目を向け嘆くのではなく、今有るもの、今出来る事に目を向け、それを積み上げて行く事で、混沌という未知の可能性を切り拓き、前例のない新しい未来を共に創って行きましょう。


私たちの一歩が私たちのまちになる事を信じて。